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会長挨拶

ご挨拶

 平素より神奈川県補償コンサルタント協会の活動に、ご理解ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。当協会は1985年に設立され、おかげさまで39年になりました。

 私たちの活動目的は、神奈川のまちづくりを通して国民の生命と財産を守り、豊かな未来への発展に寄与していくことに他なりません。そのための公共事業は大変重要であり、目標達成に向けて毎年着実に歩みを進めていくとともに、対象地域の方々のご理解を得るために、その事業目的を充分に把握して、現地調査を行い、補償算定および用地取得交渉などを務めてまいります。

 昨今の地球温暖化を起因とした気候変動による豪雨被害を抑制するための河川改修、上下水道等の老朽化に伴うインフラ整備、災害復旧のための輸送交通経路の整備、交差点改良や道路延伸および拡張など、関連する事業は多岐にわたります。

 そのなかで私たちの業務は、事業計画の用地取得から、工事完成後の事業損失調査まで、まさに川上に始まり川下に至るまで大変重要な役割を担っています。そのためには、土木や建築分野の設計および施工に関すること、測量や土地家屋の登記に関すること、税務や法律条例に関することなど、多方面に精通していなければならない特殊な専門知識が必要とされる職能的集団でなければなりません。それは一朝一夕では成し得ず、習得するまでには相当の経験を要するうえ、さらに継続して研鑽を積み重ねていく必要があります。

 2040年には全国で1,100万人の働き手が不足すると言われており、この業界も人材不足は年々加速度的に深刻化しています。協会に所属する会員の多くは中小零細企業であり、次世代を担う若い人材の育成に力を注ぐとともに、熟練した高齢世代の雇用を延長できる労働環境も整備しながら、持続可能な運営のため日々努力を重ねてまいります。そのためには、公共事業の安定的な確保が必要不可欠であり、関係省庁並びに諸団体の皆様におかれましては、引き続きご理解ご協力の程よろしくお願い致します。

会長挨拶: 概要
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